[戻る]


04月27日 火  雑想

 東京と大阪に、大規模なワクチン接種会場を開設する――これは当然、アリだろう。
 しかし――開設する場所が、東京だと大手町だけ!?
 ……電車や地下鉄、そんなに混ませたいの?

 身も世もあらず慟哭しながら、狸は前言撤回いたします。
 やっぱりスカちゃんトリオも、小泉さんちのシンちゃんと同じく、名実共に、ただのバカでした。
 ウスラバカどころか、すでに脳味噌が海綿化してます。

 ……いや、過度の悲観はよくないな。
 官庁街の近くで実施して、近頃の霞ヶ関界隈の悪評を、なんとか和らげようと画策している――あるいは皇居の近所で実施して、近頃の皇室批判をなんとか和らげようとしている――それとも単に自分たちが顔を出しやすい場所に開設して、肯定的なニュースの映像に多く登場しようとしている――まあ、そんなユルユルな着想なら、いつものウスラバカにすぎず、慟哭するには至らない。
 首都圏周辺部の一般高齢者がなるべく集まりにくい場所を選び、首都の中枢で働く上級高齢国民にだけ、ワクチンを優先接種させようとしている――そんなミエミエの陰謀だとしても、まあ、いつものウスラバカであるから驚かない。
 しかし、いちばん恐ろしいのは――実はスカちゃん、この期に及んでも、とくにはなーんも考えておらず、こないだ寝る前にふと思いついたから、まんま口にしてみただけ――とか。
 最後の可能性がいちばん高そうな気がして、やっぱり狸は、もう慟哭するしかないのです。

 ……いや、まてよ。これは2F君主導の、先を見越した観光企画かもな。
 夏になったら、オリンピック観戦とワクチン接種がいっしょに楽しめる東京バスツアーとか組むのね。当然、GOTO適用で。

          ◇          ◇

 今回の各選挙の全勝で、野党連合が勢いづいているようだ。
 まあ、各野党にそれぞれ違った主張はあろうが、次の衆院総選挙でも、基本、野党統一候補で勝負する選挙区が激増するだろう。
 ならば、その前に狸としては、ぜひ日本共産党に腹をくくっていただきたい。

 とにかく『共産党』という党名だけで、右巻きの方々のみならず一般市民の方々の多くが反射的に警戒してしまうのは、言うまでもなく、現在の中国共産党や北朝鮮労働党のごとき、共産主義でも社会主義でもなんでもない独裁体制国家を連想してしまうからである。
 とはいえ狸も、日本共産党に、あえて党名を変えろとは言わない。あくまで『共産党』のまま、単に似非共産主義国家の欺瞞を声高に非難し、明確に否定するだけでいい。
 本来の共産主義や社会主義が、過渡期において避けられぬ暴力性は、あえて否定する必要はない。資本主義や民主主義だって、国家や人種や貧富の差異があるかぎり、永遠に折り合わぬ互いの正義と不正義を信じて、永遠に殴り合い殺し合わねばならぬことくらい、今どきの一般市民は、ちゃんと心得ている。

 たとえ科学的社会主義による世界統一が見果てぬ夢であろうと、我々は、その先にある美しい世界に、ほんの一歩でも近づきたいのだ――そんな意志を明確に示すことが、今の日本共産党にできるベストな道であろうと狸は思う。
 不正義の平和と正義の戦争が反復・混淆する世界だからこそ、その果てにある『正義の平和』という美しい夢は、稀少で貴い。


04月22日 木  雑想

 狸穴内、狸穴外ともに、なべて世はこともなし。
 いや、日本にも世界にも、あいかわらずなんかいろいろしこたまあるんだが、狸にとって予想外の出来事は、とくになし。
 一日に何千人も新型コロナでお亡くなりになる国や、あいかわらず一般市民を迫害しまくる強権国家などを見ていると、心は痛むものの、やはり自分が日本土着の奴隷でいられることを、あらためて幸せだとも痛感する。
 いや、アブレに任せて、ネット以外のメディアで世界情勢なんぞを突っついていると、ほんと、これ以上の贅沢を求めたらバチが当たるような気がするのですよ。世界中、とんでもねー社会が多すぎて。

          ◇          ◇

 で、それとは、また別の話なのだが――。
 新型コロナ関係の海外ドキュメンタリーで、例の武漢市場の映像を観ていたら、大きなケージの中で、様々な柄の猫たちが、元気よくにゃーにゃー啼いていた。もちろんペットではなく食肉用である。日本のメディアの映像では、こまめにカットしているのか、そんなケージは見かけたことがなかった。
 犬だと、黒犬や赤犬のほうが白犬より美味いという話があるが、猫はどうなのだろう。
 ケージの猫たちは三毛からブチから白まで色々だったが、日本でよく見かけるキジトラや茶トラ系が、なぜか見当たらなかった。トラ柄は、不味いのだろうか。それとも、美味いから先に売りきれたのだろうか。
 こんど中国出身の奴隷仲間に会ったら、訊いてみようと思う。
 まあ中国の国家体制に関しては、狸もとんでもねー了見ではあると思うが、民族固有の伝統的食習慣は、また別の話である。

 今夜も狸穴に遊びにきたブチ下僕は、後期高齢猫ゆえ、すでにヨレヨレで、煮ても焼いても食えそうにない。
 かつてブチ下僕が仕えていた、家出する前のミケ女王様は、初老だが肉付きがよく毛皮にもハリがあり、寝姿によっては、そのまんま丸焼きにして大皿に乗せたいほど円満であった。
 しかし、もう戻ってはこないのだろうなあ。
 どうか、誰にも食べられていませんように。そして、今も丸い姿でおられますように。

          ◇          ◇

 真子様と小室君に関しての、加熱するメディア攻撃を見ていると、日本という一億総小姑国家の宿命とは諦念しつつ、むしろ小姑寄りの狸ですらが、いいかげんそっとしといてやれよ惚れちゃったもんはしかたないだろう、と、世間に向かって叫びたくなる。
 それは狸だって、小室君には虫酸が走る。あの手の自己中なイケメンが、そもそも大嫌いだ。吉村知事と同様の、モンスター・クレーマー的な、強烈で底の浅い独善性を感じる。
 しかし、真子様が幸せならば、それでいいではないか。たとえどんな理由にせよ、真子様が嫁ぎ先で末長く大切にされるのなら、なんの問題もない。国民も大賛成してくれる地味で実直そうな旦那を選んだのに、実直すぎて浮気相手と本気になってしまい、しまいにゃ心中されてしまった不幸な内親王の例もある。
 秋篠宮様だって、そこいらの現実的将来性をふまえてこその、自由結婚支持だろう。有象無象の外野の声なんぞより、実の娘の幸福を考えるのが、正しい父親である。民主国家の『象徴』として、むしろそのほうが相応しい。

 古来、この日出ずる国には、実に粋な金言がある。
 
 ――人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んじまえ――


04月17日 土  緊急猫宣言

      

 ……いや、新型コロナも大問題だが、狸としては、人類よりも、こっちのにゃんこ類の絶滅が心配なのです。

          ◇          ◇

 策士バイデンVSおこたみかんスカちゃんは、やはり狸の予想どおりに終わったようだ。
 あちらのマスコミからは、しっかり東京オリンピックがらみのツッコミも入ったようだが、さすがはスカちゃん、みごとに知らんぷりである。全身全霊をもって明日の風にまかせるという決意は、小揺るぎもしないのである。今回無事にお友達になったジョー君が、表立ってツッコんでくるはずはないものね。いざとなったら「ヨシ君、ごめん。色々あって、うちの選手は送れなくなったけど、そっちはがんばって開催してね」で済む話なのだから。
 しかし、今後スカちゃんは、マジに中国にどう対応するのか――などという心配は無用である。ただひと筋に、明日の風にまかせるのみ。

 ところで近頃、狸としては、スカちゃんトリオ以上に、小泉さんちのシンちゃんが心配である。
 スカちゃんトリオの芸風を、たびたびウスラバカなどと揶揄してしまう狸ではあるが、それは無論、政治家としての無能を皮肉っているだけで、ただのウスラバカでは、あの業界で出世できるはずがない。つまり政治屋としての悪知恵は、893の親分なみに長けているはずなのだ。
 しかし、小泉さんちのシンちゃんのはしゃぎっぷりを見ていると――言いたくはないが――ウスラバカどころか、本当に、ただのバカなのではないか。
 まあ、893以前のヤンキー的なバカなら、そのうちほっといても落ちこぼれるはずなのだが、何かのはずみで新型コロナウイルスのように、悪い方向に変異しないとも限らない。
 どうか今のうちに、せめて高卒レベルの一般常識だけは、親御さんに叩きこんでいただきたいものである。


04月15日 木  美しき追憶

 良かれ悪しかれ、狸穴にも日本列島にも地球にも、このところ意外なことは何も起きていない。
 狸の懐の寒さも、逼迫する医療現場も、世界中あっちこっちのドツキ合いも、すべてが想定内で推移している。

 近頃の狸は、国内ニュースに尾身会長が登場すると、とても心が安まる。
 真に賢明な人間は、どんなウスラバカな現場に引きずり出されたとしても、こめかみに青筋たてたり、心にもない嘘を平然と口にしたり、全身から醜悪な銭の瘴気を発散させたりぜずに、淡々と、己の真正をまっとうできるのだ。
 くれぐれも、尾身会長の心身の健康を祈りつつ――。
 賢明にほど遠い狸は、こんな懐かしいオールディーズでも聴いて、夜ごと退嬰に耽るしかない。

     

 ああ、望むらくは、狸にとってのスカちゃんトリオが、一日も早く、この歌のような美しき追憶と化してくれますように。
 二度と帰り来たらぬ過去になってしまえば、生ゴミだらけの夢の島だって、それなりの公園に化けられるからね。


04月09日 金  まん防No.2

     

 ……しつこい?

          ◇          ◇

 どうやらマジに、日本が壊滅するその日までひたすらカミカゼを待ちわびながらおこたみかんを続けるのがスカちゃんトリオの決意らしいので、「わはははは、ボケ老人につける薬はまだ世界のどこでも開発されてないからしょーがねーわなあ」と苦笑しつつ、今日も満員電車でしっかり江戸川を渡り、東京と千葉を行き来してきた狸である。だって、めったに口がかからない仕事を無視して自粛してたら、餓死しちゃうんだもん。
 仕事先には、マジにときどき咳き込みながら働いてる若い衆もいたりしたのだが、ちゃんとマスクしてるだけ立派なので、誰も咎めません。誰だってビンボ仲間を飢えさせたくないもん。とくにチョンガーで借家住まいの若い衆なんぞ、ひと月も自粛したら、空きっ腹をかかえたホームレスだ。
 まあ、そこいらも、なんかいろいろちゃんと福祉でやってるぞ、と政府のCMが言うので、そっちのHPを覗いてみたら、非正規のフリーターでも20万くらいは無利子で貸してくれるらしい。で、その後も非課税レベルの年間所得しか得られなかったら、ありがたいことに返済もチャラにしてもらえるらしい。
 ……しかしよっくと考えてみれば、それって「非課税レベルの年間所得プラス20万で一年暮らしなさい。それ以上稼いだらきっちり金返しなさい」ってことですね。
 まあ、家賃が払えない人には、返済不要の家賃補助やら何やらもあるらしいから、咳の止まらない若い衆には、ぜひ地元の社会福祉協議会を訪ねて、力いっぱい咳き込むのをお勧めしようと思う。借金よりもハードルは高いらしいが、まさか見殺しにはするまい。
 ともあれ老狸は、年金のおかげでホームレス化の恐れだけはないから、動ける限り、のたりのたりとのたくり続けます。

 それにつけても――。
 ほんとうにバイデンさんの前でボロを出さずに帰ってこれるのか、スカちゃん。
 まあ、あっちも策士だから、面と向かってオリンピックの話やミャンマー情勢なんぞは持ち出さないだろうが、対中国に関しては、策士だからこそ、なんらかの明確な言質を取ってくるだろう。
 まさか「はいはい、重々困ったものではありますが、なにせ我が国の奴隷はほとんど中国製のモノで餓死を免れておりますし、私よりエラい2F君も実はあっちと仲良しなので、とりあえずおこたみかん状態で様子見してようと思います」とは言えないぞ、スカちゃん。
 
 ……なんだか、だんだんムン君とスカちゃんが、似た者同士に見えてくる今日この頃。

          ◇          ◇

 小室君の弁明文書には、正直、能天気な狸も頭を抱えてしまった。
 あの文言は、どうやら真子様も事前に承知していたらしいが、だとすれば、もうあのお二人は、カリフォルニアのビーチなんぞに移住して、あっちでハッピーにお暮らしになったほうがベストと思われる。
 それくらい、脳内に、カラリと晴れたアメリカ西海岸ふうのお花畑が広がってしまっている。
 小室君も、あちらの法曹界の流儀――しつこくクドクド言ったもん勝ちの流儀に、すっかり染まっているようだし。

 ともあれ、たとえどんなふたりであろうと、狸には、自由恋愛や自由結婚を否定するつもりは微塵もない。
 ただ、令和の次の時代、皇居の新年一般参賀にお出ましになられるのが、あくまで現状の皇室典範にのっとった皇族方であれば、やはり国民の視線は、どうしても令和以前とは違った、イロモノ観賞っぽいニュアンスになるだろう。
 まあ、それはそれで真に開かれた皇室、一般の国民と変わりない、悲喜交々の家庭像の実現ではある。

 しかし、狸としては――真に仏教的な左巻きの利他的世界を夢見ながらも、実は昔からコテコテの心情右翼、つまりナルちゃんを心の弟と想いながら生きてきた老狸としては――やっぱり愛子様に天皇の座を継いでいただきたい。
 女系天皇、万々歳なのである。

 もしそれがどうしてもタブーだと言うのなら、以前にも記したが、政府も宮内省も、愛子様と相性の良さそうな、何代前からでもいいから天皇家と男系で繋がっている青年を、必死こいて探し回るべきなのである。念のため、次の代にも次の次の代にも、ずっと探し続けておく。そうすれば、次は愛子様が女系天皇ではなくあくまで一代の女性天皇、次の次には男系天皇に戻る可能性が生まれるし、もし女性天皇が何代か続いても、いつかはちゃんと男系天皇に戻る理屈だ。

 ……で、ですね。
 ……街宣車に轢き殺されたり跳ね殺されたりしたくないので、これまで狸もずっと記さずにいたのだが……。
 ……歴史的に、きっちり男系継承と判断できる天皇が何代続いているかは、歴史家の研究に頼るしかないとして……。
 ……でも、それでもなお、しかし……。
 ……DNA解析なんぞ不可能な古代や、歴史的になんかいろいろあった中世、いや近世においても……我が子の父親がどこの誰であるか身をもって確信しているのは母親だけ……いや、母親にだって、実は誰だかわからないケースも多々ありうるわけで…………。

 いやいやいやいや、あくまで狸は一般世間、お長屋の衆のような下々の話をしているのですよ。
 でも、いいじゃないですか、人間なんだもの。
 愛さえあれば、それでいいのです。


04月05日 月  まん防

     

 ……失礼しました。昭和レトロな親爺ギャグです。

 でもまあ、日々の国内ニュースを見る限り、「たとえ全世界が今日で崩びようとも、日本政府といたしましては全身全霊をもって大したことはなーんもやらずに断固としておこたみかんに徹しますので、国民の皆様は、ただ粛々と明日の風に吹かれてください。もし明日の風が吹かなかったら、吹くまで待っててくださいね。きっとそのうち吹くでしょう。もし永遠に吹かなかったとしても、それは風が悪いのであって、日本政府の責任ではありませんからそこんとこよろしく。あー、炬燵、あったかい。お蜜柑、おいしい」とゆーことらしいので、一介の国民としては、ヤケクソで踊っていればオールOKなのだろう。

 しかし、あいかわらず世界中のニュースやドキュメンタリーを見まくっていると、そろそろ霞ヶ関の方々も、おこたみかん状態は、あきらめた方がいいように思われる。
 能天気な狸としても、確かに平和で安全な国に生まれてラッキーだったとは思うのだが、海の向こうは富裕層貧困層問わず、あいかわらずドツキ合いの生存競争が続いているぞ。

 いつまでもあると思うな、霞ヶ関の炬燵や蜜柑。


04月01日 木  生きる

 近頃もはやすっかり悟ってしまった狸は、新年度を迎えるにあたって潔く入滅しようと思っていたのだが、姉からの援助物資に入っていたチキンラーメンを何年ぶりかで食ったら、あまりの美味さに煩悩が蘇ってしまい、やっぱり死ぬまでは生きていようかな、と思ったりもしている今日この頃、皆様方におかれましては、いかがお過ごしのことでございましょうや否や。

 ……それにしても、いつのまに、チキンラーメンはここまで美味くなったのだろう。
 単に狸の味蕾が老朽化したのかもしれず、まあ、それならそれで結構なことなのだが、袋の裏側を見ると、そればかりでもなさそうだ。
 思えば狸の学生時代には、袋ラーメンばっかり食い続けて脚気で倒れる奴なんぞもいたのに、いつのまにかビタミンやら何やらが、きっちり添加されていたりする。たぶん化学調味料なんぞも年々進化して、ここまで美味くなったに相違ない。
 貧しい一介の小動物としては、こんだけ美味で安価な主食に恵まれた21世紀のこの国を、今はただ、ありがたく寿ぎたい。

 まあ、今日もニュースでスカちゃんが「なるべくもっともらしく聞こえそうな言葉を選んでしゃべってはおりますが、すでに皆様ご存知のとおり、いかなる事態においても、わたくしが総理の座にある限り、いっさい大したことは決断しないキマリになっておりますので、国民の皆様も明日のことなど気に病まず、ただひたすら明日の風にまかせてください」と主張し続けているのを見ていると、さすがにありがたく寿いでばかりもいられない気がしないでもないわけだが、まあ、新型コロナのみならず、ここまで中国やらロシアやらが世界のあっちこっちで好き放題している以上、さしものスカちゃんにも、やがて重大な決断を下す時が訪れるのは必定、そのときは力いっぱい寿いであげたいと思う。

 でもスカちゃんのことだから、その前に、ちゃっかり逃げだしてるんだろうなあ。
 で、すべての重大な決断は、次の総理に丸投げする、と。