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03月28日 月  ひとりでできるもん

 市長選挙と市議会議員補欠選挙、その双方が、例によって狸の投票した方々とは無縁の方が当選し、例によってこの国は老舗詐欺集団の餌場であり続けるしかないわけだが、なんぼなんでもこのままでは、騙し取られる金さえ一般市民のフトコロからなくなるぞ。
 せめて、この果てしない円安だけでもなんとかしてくれ、お偉い詐欺師の皆様方。

 などと言いつつ、実はそれほど期待も悲観もしていない、今日この頃の狸である。
 まあ、根性のない狸はあっさり餓死するかもしれないが、他人を騙したり殺したりするよりは、ひとりで死ぬ方が楽だ。
 どのみち、この全宇宙で、自分という狸は、唯一無二の自分である。

     


03月22日 火  気まぐれ猫の日

 2月22日が猫の日ならば、当然、3月22日も猫の日のはずである。「にゃ〜月にゃ〜にゃ〜日」と「みゃ〜月にゃ〜にゃ〜日」に、なんら生物学的な差異はない。
 そのような観点から、毎月2日も「にゃ〜の日」で猫の日、毎月3日も「みゃ〜の日」で猫の日、毎月22日も23日も間違いなく猫の日、また毎月20日と30日も、それぞれ「にゃ〜お日」「みゃ〜お日」として、立派に猫の日になりうる。
 と、ゆーわけで、狸は明日も「みゃ〜月にゃ〜みゃ〜日」を祝わねばならない。「みゃあ月にみゃあ日」といった表記も可能であろう。そっちのほうが、かわいい気もする。

          ◇          ◇

 せっかくの猫の日なのだから、たとえばロシアのウクライナ侵攻に関しても、猫の意見を尊重してはどうだろう。
 いや猫は猫語しかしゃべらないから意見の聞きようがない、とおっしゃる方は、いささか思慮が足りない。
 こう、猫に訊ねればいいのである。

「あなたはプーちんが嫌いですか? それとも好きですか? 嫌いなら『にゃあ』あるいは『みゃあ』と啼いてください。好きなら『わん』と咆えてください。どうでもいい場合、啼く必要はありません。なお、今すぐ化け猫になってプーちんの喉笛を食いちぎりたいときは、どうか遠慮なさらず、今すぐ化け猫になってプーちんの喉笛を食いちぎってください」

 狸の推測では、ほとんどの猫が「嫌い」か「どうでもいい」と答えるだろう。
 万一「わん」と答える猫がいたら、それはプーちんの家のペットと断定してさしつかえない。なにせ家の主が既知外なので、「ああ、猫ってほんとにかわいいなあ」と頭を撫でられたら、犬も猫として生きるしかないのである。下手に逆らうと暗殺されてしまう。
 願わくば100万匹に1匹くらい、今すぐ化けて、プーちんの喉笛に食らいつく猫がいればいいなあ。

          ◇          ◇

 ところで、今日はなんとかアブレずに、ロジのトラック・バースで真冬のような風に吹かれてきたのだが、帰穴後も、がんがん気温が下がり続けている。
 正味の話、明日の朝は、今年一番の冷えこみになってしまうのではないか。
 まあ明日はアブレだから、気温が上がるまで、蒲団の中で丸くなっていればいいのだが。


03月16日 水  雑想

 いろいろとつまらない愚痴を書き散らそうと思っていた狸を、大地の一揺れがたしなめた。
 宮城や福島では震度6強に達したらしい。
 狸穴近辺は震度4にとどまったが、それでも揺れている時間が長すぎて、そのうち東日本大震災や阪神淡路のようになってしまうのではないかと、恐れおののいてしまった。
 昔はただの数字に過ぎないと思っていた震度7さえ、もう珍しくない時代である。

          ◇          ◇

 そんなこんなで、、他国の傍迷惑な便所コオロギに長々と言及する気力など、今の狸には残っていない。
 今は、二言ばかり、つぶやくにとどめたい。

 しかしロシア軍って、こんなに使えない連中だったんだなあ。
 だから便所コオロギも、もう核を匂わせるくらいしか、打つ手がないのかもしれんなあ。

          ◇          ◇

 ころりと話が変わって、先日、夢の中に管生《くだしょう》が登場し、狸にこんなことを言った。
「人が生まれ変われるのは、生きている間だけだぞ」

 その夢の中で、狸は現在打鍵中の怨霊話の主人公と同じ、高校一年生であった。
 ただし夢の舞台は、打鍵中の話でも、昔打鍵した話でもない。
 あくまで自前の夢の中ゆえ、どんな局面で言われたのかも、目覚めた今となっては、はっきり思い出せない。
 しかし、白いオコジョが若山弦蔵さんのような声で発したその言葉だけは、確かに記憶している。

「人が生まれ変われるのは、生きている間だけだぞ」

 なるほど、言われてみれば打鍵中の話も、そんなことを表現するための話なのだと、今さらながら気づく。
 うわ管生《くだしょう》すげえ。
 自分ででっちあげた脳内キャラが勝手にしゃべり始めるのは、打鍵中なら珍しくないが、夢に出てくるのは、初めてのような気がする。


03月11日 金  虫の惑星

 プーちんは、どうやらサルどころか、便所コオロギにまで退化してしまったようだ。
 民間施設を攻撃して、女児まで巻き添えにしても知らんぷりできるのは、便所コオロギくらいのものである。
 こうなってしまうと、もはや踏みつぶすくらいしか対処できないわけだが、なにせ国民の過半数もいっしょに便所コオロギまで退化していては、いちいち踏みつぶすわけにもいかない。
 いや、ロシア国民の多くは強権政治と情報統制で洗脳されて便所コオロギになったのだから罪はない、という識者の御意見もごもっともなのだが、どのみち便所コオロギに堕ちてしまった以上、罪があろうがなかろうが、便所コオロギは便所コオロギなのである。
 もちろん、洗脳されずに立派に人間をやっているロシアの方々も大勢いるはずだから、せめて自国の女児と猫だけは、穏健に慈しんでほしいものである。

 しかし正直な話、そのうちプーちんが便所コオロギから蛆虫まで退化して、しまいにゃ東京湾岸まで核ミサイルを飛ばしたりサリンを撒きにきたりしても、狸としては、もはや腹さえ立たず、大津波や直下型大地震で死んでいくのと同じ感覚であろう。
 無論、狸ばかりでなく大量の女児や猫の命まで失われるのだから、気が狂わんばかりの哀しみに囚われるだろうが、便所虫に殺されること自体は、大自然の猛威でもなんでもない。飢えた羆に食い殺されるのでも、マムシに噛みつかれるのでもない。なにせ相手は便所虫、脳味噌のカケラもなく、神経系の反応によって行動しているだけなのである。
 悲しくて情けないことではあるが、「ああ、よりによって便所虫に殺されるのかよ」と、脱力するしかないのである。

          ◇          ◇

 ところで、とのところの我が国の政府によるなんかいろいろを見ていると、キシダ君を含め、どんどん詐欺師からサルに退化しつつあるようだ。
 このままでは、永田町のおこたに積み上げたおみかんも、「ウッキー! 集まった集まった!」とか眺めて喜んでいるだけで、ほとんど食べないまんま腐らせてしまいそうな気がする。
 なにせサルのやることだものね。
 しかしそうなると、なかよしさんだけに配った大量のおみかんも、いずれは腐ってしまうのではないか。
 ああ、もったいないもったいない。腐る前に、貧乏人にも配ってくれ。

 相変わらず、その日その日をかろうじて生きている狸としては、いっそ、おみかんは諦めて、サルそのものを、まだサルのうちにツブして調理できまいか、と思ったりもする。
 ヤバイ丼とか、焼きハジモト定食とか。
 サルから便所コオロギに退化してしまったら、さすがに昆虫食に加工するのはキツい。

 ……いや、まて。
 イナゴだって旨いのだから、便所コオロギだって、きっちり調理すれば……。
 プーちんクッキーとか、金ちゃんの佃煮とか。

          ◇          ◇

 あんまり心配事が他に多すぎて、今年の3.11関係の特別番組は、例年より少ないようだ。
 個狸的に、黙祷を捧げたい。

     


03月06日 日  猿の惑星VS狸の惑星

 さて、プーちんがいつまでサカり続けるか気になるところだが、狸はロシアのサルに関してほとんど知識がないので、ここはニホンザルの生態を参考に、まず5ヶ月から半年くらいは、サカり続けるのではないかと推測する。
 ただ、人間から退化したサルが、ヒトのように一年中のべつまくなしサカり続けるとすれば、睾丸が空っぽになるまでサカりっぱなしの可能性もあり、その傾向が顕著に確認された際は、地球の生態系を守るため、早急な去勢が必要と思われる。

 ただ、近頃はニホンザルに関しても、常軌を逸した個体が増えているようだ。
 たとえば近年まで、生物学的にヒト科の詐欺師であった痔民党のヤバイ君などは、わずか2年ほどで、立派なニホンザルへと退化した。
 また、元来ヒト科の詐欺師と目されていた異心の会のハジモト君などは、実は最初からニホンザルであったことが、DNA解析で明らかになった。
 両者とも、限られた発情期を持たず、のべつまくなし一年中、人前で陰茎を露出して、恥も外聞もなくシコシコとカキ続けている。これまでも、オ●ニーを覚えた猿は衰弱死するまでカキ続けるという仮説があったが、ニホンザルとしては、ありえない習性である。
 サルという生物は物真似を得意とするから、おサルのプーちんの動画を見るうち、悪い遊びを学習した可能性が高い。
 このまま放置すると、いずれ他国の核ミサイルを自分の肛門に挿入して自慰にふける恐れがあり、早急な去勢が必要であろう。

 なお、ここだけの話であるが、現在、蔵王山中にある狸の村では、ヒトから退化したサルだけに感染するウイルスタイプの生物兵器、仮称『ヒトザルまわし』を開発中である。
 昭和時代に発見された『反省猿現象』、および『反省だけならサルでもできる理論』に基づいた、身の毛もよだつ脱力系ウイルスなので、くれぐれも他言しないように。

 ここだけよ、ここだけ。

     

     


03月01日 火  春のつぶやき

 なぜか今年に限って、巷で雛人形を目にすると、うるうると目頭が潤んでしまう。
 子猫や子犬を見かけたときのように、なんじゃやら心が温まりすぎて、おのずと涙が流れそうになってしまうのである。
 去年まで、そんなことはなかった。

 これは孤独のせいだろうか。
 それとも加齢のせいだろうか。
 などと、狸穴の隅で丸くなって、つらつら慮ってみたところ――。

 うん、両方ですね。
 ズバリ、孤独のまんま加齢したから。

 と、ゆーわけで、今後も末長く、桃の節句には涙にくれようと決意する老狸なのであった、まる、と。