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08月23日 水  うあああああああ

 うあああああああ。
 南から湿った温風が押し寄せて、夜になっても止まらない。
 死ぬ。

 ……いや、まてよ。
 まだ8月23日なんだもの、こんくらいで上等ですよね。
 夏休みも残り一週間、暑さに負けずに遊び倒さねば。

          ◇          ◇

 などと、さっきまでは、いつものボケをカマすつもりでいた。
 今日は午後から夜までの安手間仕事にありついたのだが、実際、さほど重くないリカちゃんの段ボール箱をチェックして積みなおすだけでも、ひたすら汗を流し続けていたのである。
 しかし、帰穴してプチ洗濯して風呂に入って、飯を食いながら録画しておいた『BS世界のドキュメンタリー』を2本ほどチェックすればすでに午前二時、外の風も、さすがになんぼか冷えてきたようだ。
 さっき洗濯物を干したときは、吹き込む温風にビビって、あわてて窓を閉めるくらいだったんですけどね。

 今日も昼間は夏日になりそうだと、気象予報士のおねいさんが言っていた。
 まあ、まだ8月24日なんだもの――しつこい?
 明日はアブレなので、怨霊物件の更新分の推敲を、なんとか終わらせたいものである。

          ◇          ◇

 今回チェックした『BS世界のドキュメンタリー』は、偶然、女性の人権問題に関する、アイスランドとメキシコの2本立てになった。このリンク先の、上に紹介されている2本である。

 現在、政治や経済の中心に多くの女性が関わっているという点では、日本なんぞよりよほど進んでいるアイスランドも、ちょっと前までは、日本なみに男尊女卑な社会だったらしい。メキシコの現状に至っては、陽気でスカポンタンな男どもなど、半分がたロ●ト●ー手術で黙らせちまえ、と言いたくなるような有様である。

 実は狸の社会には、獅子の社会同様、子供を崖から突き落として、這い上がってきた強者だけを育てるという風習がある。
 崖から突き落とすのは、当然、男の子だけである。
 幼い子供を千尋の谷に投げ落とすわけだから、十中八九、二度と這い上がってこない。
 こうして狸も獅子も、一夫多妻の男尊女卑社会を保っているのである。
 人間社会のように、オスがメスを軽んじる風潮は、畢竟、大自然の摂理とは真逆なのであって、つくづくスカポンタンな生物種と言わねばならぬ。
 ……すみません。ウソです。

          ◇          ◇

 選挙戦も佳境に入り、あいかわらず、痔民党の「とにかく票だ。票は金で買うもんだ。非公認だろうがなんだろうが、その支部にバシバシ政策活動費送って応援しろ。公認料じゃないと言い張れば無問題だ」な実情が露わになっている。
 ……あのう、それって、税金から出てますよね。まあ確かに、そう言い張れば違法じゃないけど。

 新総理の狸穴での呼称は、『意思破さん』に決定します。


10月16日 水  秋やら夏やら初冬やら

 昼夜ともに秋が続く日も増えて来たが、昼間は夏で夜は初冬になったり、昼夜ともに夏っぽい日もあったりする。
 でもまあ、異議はない。
 とにかく長い長い真夏だけは過ぎ去ったのだ。

          ◇          ◇

 猫村様のカクヨムの『砂委員』、実は狸も、完結後に冒頭から読み直した中の一人である。
 完結後しばらくは、以前他の板に連載されていたパートから、ずいぶん予想外の方向に転調し、さらに予想外の結末を迎えたような気がしていたのだが、改めてひとつの流れとしてとらえれば、ひとつの大きなテーマに裏打ちされた、シュールな秀作なのであった。
 異議なし。

 思うに、やっぱり猫村様は、根っから純文学系の書き手なのである。
 エテナ様も、明らかに純文学系の方である。
 その点、天野様は、やや狸と似た中間小説路線の方だと思うのだが、ちゃんと純文学的な短編も多い。
 そんな方々に、もはやエンタメなんだか純文学なんだか私小説なんだかハチャメチャなんだか、分別を失った狸の世界におつきあいいただくのは心苦しい気もするのだが、すでに恥も外聞も知性も痴性も脳内でトロけてしまった老狸なので、死ぬまで看取ってやってください。

          ◇          ◇

 二系統あったNHKのBSが一本化されてから、『世界のドキュメンタリー』は半減してしまい、贔屓にしていた定番番組も軒並み消えてしまったのだが、その割にBSの受信料は半分にならない。
 でもまあ、数は減ったとはいえ、Eテレに輪をかけて左翼的なオリジナルの新作ドキュメンタリーもまだ観られるし、午後の映画枠はしっかり残っている。おかげさまで、小津安二郎監督のカラー作品やら、民放やケーブルでは流れない社会派の洋画なんぞにもありつける。

 近頃では『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(2015、ジェイ・ローチ監督)が面白かった。
 共産党員だったため、アメリカの悪名高き赤狩り時代にハリウッドから干されてしまい、別名やら名義借りやらで数々の傑作を生み出した脚本家、ダルトン・トランボの伝記映画である。日本では『ローマの休日』(1953)、『スパルタカス』(1960)、『パピヨン』(1973)あたりが有名ですね。

 シリアスに演出すれば、よほど深刻な暗い映画になりそうな話だが、トランボの苦境や家族との軋轢なんぞも、意外なほどユーモラスに描かれており、ラストのハッピーエンド(ハリウッドでの復権)まで、飄々と楽しませてくれる。
 監督のジェイ・ローチという名前は、どこか狸の記憶にある気がしたので検索してみたら、ぬわんと、あのお下劣きわまりないハチャメチャコメディー『オースティン・パワーズ』(1997)を、手がけた方なのであった。かと思えば、その直前には、狸の大好きなアクション映画『ブローン・アウェイ 復讐の序曲』の、原案とプロデュースを担当したりもしている。
 しかし、別に不思議はないのだろう。トランボだって、唯一の監督作『ジョニーは戦場に行った』(1971)こそ、『火垂るの墓』級の二度と観たくないような反戦映画だったものの、残した脚本の大半は、ハリウッドのエンタメ作品である。

 ところで、昔発売されたビデオの『ローマの休日』のオープニング・クレジットと、その後の正規DVDと、現在のブルーレイやテレビ放映を比べて観ると面白いですよ。脚本と原案の名前が、コロコロ変わっている。
 ビデオでは友人の脚本家イアン・マクレラン・ハンターだけだったり、DVDではトランボ一人だったり、現在は脚本がハンターで原案がトランボだったり。
 要は、ストーリーがトランボで脚本自体は共作、最終的に脚本に手を入れたのが顔出しできるイアン、そんな流れらしい。

 ところでところで、トランボの奥さんを演じたダイアン・レインさん、実はちょっと前、ケーブルで放送された『リトル・ロマンス』(1979、ジョージ・ロイ・ヒル監督)で、14歳のデビュー姿を観たばかりなのである。
 美ロリはやっぱり、美熟女に育っていた。


10月09日 水  秋立ちぬ

 気温が挽夏からいきなり晩秋なみに冷え込んでくれたのはいいのだが、残念ながら湿度はあいかわらずの高止まり、低い雲から雨が降ったりやんだりしている。
 天高く馬肥ゆる秋は、先々週の一日半を除けば、狸穴近辺には一度も訪れていない。
 周囲の人々がすでに上着をまとっていても、北方亜種の狸は相変わらず半袖の夏姿で、徘徊すれば汗ばむし、仕事が入れば着替えが必須だし、帰穴後のプチ洗濯も欠かせない。

 でもまあ、良しとしよう。
 ようやくエアコンの高価な電気代から解放されたのだ。
 天気予報のおねいさんによれば、明後日あたりから、東京湾岸もサワヤカな秋晴れになるはずである。
 ……ウソだったら泣くぞ。

          ◇          ◇

 地上波の昼間の映画枠で、『ブライド・ウエポン』なる作品を録画した。2014年制作の、アメリカのアクション映画である。
 監督名にはまったく記憶がないし、予告ではB級あるいはC級の予算っぽく見えたのだが、ジーナ・カラーノ姐御が主役なので、まさかハズレはあるまいと信じて録画した。

 いやあ、大満足でした。
 ジーナ・カラーノ姐御は、どうやらトランプさん的なトンデモ保守派発言で、近頃ハリウッドの問題児と化しつつあるらしいが、バリバリの格闘技出身者だから、むくつけき悪漢輩の男どもを、とにかく豪快にブチのめしたりシマツしたりしてくれる。
 おまけにこの作品では、新婚旅行中に悪漢輩に拉致されてしまったイケメン旦那を救出するためだったりするから、それはもう容赦なく、ブチのめしたりシマツしたりしてくれる。

 皆様御存知のように、狸は主に女子小学生や女子中学生を礼賛しがちな変態であるが、熟女も老女も、けして嫌いではない。
 むしろ自分が狸汁にされるなら、マッチョな熟女にバラされたいとも思っている。
 以前、ここでも述べたような気がするが、『エクスペンダブル・レディズ』に出ていたゾーイ・ベル姐御、あの方も、ぜひ一度蹴り殺されてみたい熟女の一人である。
 でもまあ、狸汁にされた後は、やっぱり女子小学生や女子中学生に、おいしく食べていただきたいんですけどね。

          ◇          ◇

 痔民党の新総裁、ちょっとは骨があるかと期待していたのだが、巷でも騒がれるあの豹変っぷりに、狸も呆れ果ててしまった。
 まあ党内での微妙な立場は理解できるのだが、まさか総理になったとたんに、昨日まで堂々と述べていた主張を片っ端から反古にされると、それまでの人生すら疑ってしまう。あの猫なで声も、こっちが猫扱いされているようで信用できない。狸は猫をなでるのは大好きだが、野良狸なので、猫のようになでられたくはない。
 狸穴において、前総理は、言葉の軽さから『キシダ君』などと軽く片仮名で呼ばせていただいたのだが、新総理は、今後『意思破さん』と表記させていただく可能性が高い。

 しかし、選挙結果は、どうなるのでしょうね。
 痔民党支持層の方々は、現状の痔民に失望しても、他の党に投票しないで棄権してしまう場合が多い。
 ふだん面倒がって投票に行かない方々は、どのみち投票しない。
 結局、投票率がダダ下がりになるだけで、痔肛の天下が続きそうな気もする。


08月02日 水  夏ですね

 いやあ、皆さん。
 いよいよ本格的な夏の到来ですね。
 本日は8月2日、青空からかんかんと照りつける陽光、スチームオーブンのように濃密な湿気、これこそが日本の夏の醍醐味です。
 巷では、すでに10月2日である、などというフェイクニュースが飛び交っているようですが、賢明な皆さんは、そんなデマに惑わされてはいけません。

 この夏、おまえは同じボケを何度口にすれば気が済むんだ、などとツッコむ皆さんも多いでしょうが――。
 色々あるさ、人間じゃないんだもの。
 狸なんだもの。