[戻る]


01月30日 木  朝刊雑想

 30日と言いつつ、実はまだ朝の9時過ぎ、夜勤仕事から帰って、飯食って、風呂から出たばかりである。
 風呂に入る前は、トイレでゆっくり東京新聞に目を通した。

 ああ、やっぱり新聞はいい。
 ネットと違って、やくたいもない広告を長々と読みこみながら、ほんのちょっぴりの情報を小出しにしたりせず、広げたとたんに、眼界いっぱいの活字情報が、みっちりと広がる。その様は、テレビやラジオよりも圧倒的に心地よい。

          ◇          ◇

 中国発の大安売りAIとして大いに騒がれているディープシークとやら、東京新聞の記者さんがさっそく使ってみたら、ちゃんと日本語にも対応しているものの、「天安門」や「くまのプーさん」について訊ねてみたら、なぜか中国語しか返ってこなかったそうだ。
 和訳したところ、「今のところ、この質問には答えられません。話題を変えましょう。」――。

 わはははははは。
 いやあ、朝から爆笑させていただきました。
 スグレモノのAIさんも、色々忖度しないと、あちらの国では粛正されてしまうのですね。
 使用料が100円ポッキリでも、狸には使えません。

          ◇          ◇

 などと言いつつ、我が日本政府も、なかなか笑わせてくれる。
 国連の女性差別撤廃委員会から、皇位継承を男系男子に限る皇室典範の改正を勧告されたことへの対抗措置として、国連への拠出金から同委員会を除外すると正式に通告したそうだ。
 わはははははは。
 人権問題で他国から文句を言われると、すぐに「内政干渉だ!」叫んで一蹴するのはプーさんの常套手段だが、我が日本政府のほうが、なんか、しみったれてる気もしますね。「内政干渉だ!」と叫ぶだけにしとけばいいのに、すぐに「もう金送らんぞ」と叫ぶ。

 しかし、国民の過半数が「愛子様押し」である現実を知りながら、日本政府って、いったいどこの誰に忖度してるんでしょうね。
 まあ、未だに国際的なモメ事の種となっている戦後のA級戦犯靖国合祀も、当時の靖国神社のボスが恐くて逆らえなかっただけらしいから、今回の場合も、どこぞのボスに忖度しているだけなのだろう。
 少なくとも、上皇様でも美智子様でも、天皇御一家でも、秋篠宮家でもないことだけは確かだ。

          ◇          ◇

 さて、近頃の新聞には、その他にも頭を抱えてしまうような情報が充ち満ちているわけだが、東京新聞の場合、最後のシメには、必ず『ねえ、ピヨちゃん』が待っている。
 以前にも記したが、近頃の狸は、ぴよちゃん一家とぴよちゃんのお友達と、ぴよちゃん家の猫の又吉と、御近所の猫社会を毎日眺められることが、生きる支えになっている。
 あのユルい世界は、毎日の風呂以上に、心身をほぐしてくれるのだ。


01月23日 木  冬眠矢のごとし

 いや、とっくに蒲団から這いだして、探食活動やら徘徊やら、巷をうろうろしてるんですけどね。

          ◇          ◇

 パソに届くメールもスマホに届くメールも、広告や詐欺が増えるばかりでつくづく往生するのだが、近頃は、スマホの留守録音にまで、腑に落ちない録音が増えてきた。

 いずれも非通知設定なので、再生するまでは相手が把握できない。
 録音内の自称は、たいがい心当たりのない人物なので、詐欺か間違い電話だろうと判断し消去する。
 ところが時折、心当たりのある姓を名乗る場合があるので始末に困る。聞き覚えのある声ならまだいいのだが、狸には心当たりのない声で「どうも、○○です。近頃連絡がつかないので心配してます」とか、心当たりがなくもない録音を残されると、はなはだ困惑する。

 どのみち非通知設定の録音である以上は、反応せずに消去せざるをえないのだが、もしどなたか心当たりの方がいらっしゃいましたら、パソの方にメールしてください。

          ◇          ◇

 しかし、彼の国のタロット大統領(仮名)は、狸の猫耳物件に登場する類似キャラを凌ぐイキオイで、意味不明な言動を連発している。
 あれは、マジに便所コオロギと化してしまったほどではないにしろ、ずいぶん脳味噌が退化しているのではないか。

 他国に棲息する、戦争大好きで縄張り至上主義で異教徒皆殺しの大好きな便所コオロギ達は、まあ便所コオロギらしい原始的な本能レベルまで脳味噌が退化してしまったと思えば諦めもつくのだが、米の国の便所コオロギもどきだけは、言動の方向性がてんで理解できない。
 それでも彼の国には、アレを崇め奉る大量の便所コオロギもどきが、存在し続けているようだ。

 まあ、いずれ皆が共食いするような生存環境になってしまったら、「うわ、なんで俺、人間やめてたんだろ」と再覚醒する便所コオロギもどきも増えてくれるだろうとは思うが、時すでに遅い可能性もある。
 狸としては、米の国全体が前世紀初頭の文化レベルまで退化し、さらに退化がおさまらず、しまいにゃ国民同士が鉄砲で撃ち合ったり、奴隷売買を再開したりしないよう、海の彼方から祈るばかりである。
 AIなんぞいくら進化させても、3K仕事はこなしちゃくれませんよ。

          ◇          ◇

 で、例の怨霊物件の、前回更新分のラスト回、依然としてそこだけPV数が無限に増えてゆく。
 なんらかの検索システムに取りこまれ、自動的に一日一回突っつかれているだけなのだろうが、狸としては間違った事を書いた覚えはないので、このままほっとこうと思う。

 一方、別の場所にある猫耳物件の元祖無修正版もまた、際限なくPV数が増えてゆく。
 こっちは増え方に波があるから、たぶんカクヨムから流れてきた方が、新たに突っついてくれているのだろう。
 作品内容も狸の自画像に他ならないので、腐ったトマトを遠慮なく投げつけたり、半年前の生卵を心おきなく投げつけまくったりしていただきたい。

 でも、たまには優しく撫でてくれると嬉しいなあ。
 正体を現した狸って、けっこうかわいいですよ。
 とくに、丸くなって寝ている時とか。

          ◇          ◇

 今夜は、すらかき氏の新しい和歌に、思わずもらい泣きしそうになった。

 上代の典雅な言語を愛好する氏としては、歌会始における被選歌のみならず、選者の歌や、やんごとない方々の歌までが俗語や外来語を用いて、大和言葉をちっとも用いてくれない現状を嘆いているわけである。
 近頃は上代の言葉どころか、狸の愛好する江戸から明治にかけての言語、さらには狸が育った昭和の言語すら、多く死語として閑却されてしまう。
 言葉のニュアンスが変化する程度なら我慢できるが、あからさまな誤用が幅をきかせ、しまいにゃ本来の用法が誤用扱いされるに至っては、狸も悄然と目を伏せるしかない。

 せめて愛国者を標榜するネトウヨの方々くらいは、便所コオロギっぽくない日本語を発してほしいものである。


01月15日 水  まだ時々冬眠中

 また熱がぶり返したり、薬が効きすぎて腸内環境のバランスが崩れたのか激しい下痢に襲われたり、完全には冬眠状態から脱却できないでいる。
 いよいよ過労と加齢の相乗効果が蓄積しているらしい。

 とはいえ、稼げる内に稼いでいたおかげで、寝床で丸くなっていても、さほど焦りは感じない。
 そのうち稼げる時期が再来し、また過労と加齢の相乗効果も再来するにせよ、その頃には、冬も緩んでいるはずだ。

 かくして無産階級の老後は、アガリになる日まで、その日暮らしが続くわけである。
 うっかり孤独死して狸穴をぐっちょんぐっちょんの事故物件にしたりしないよう、せいぜい留意したいと思う。

          ◇          ◇

 アホほど他人をアホと思いがちである、などという風説があるが、あれは明らかに誤りである。
 アホ以下の便所コオロギでもない限り、やたらと他人様をアホと思いこんだりはしない。

 狸は確かにアホであるが、それ以上でも以下でもない。
 だから、近頃巷に群れを成しつつある便所コオロギなど、気味が悪くて踏みつぶす気にもなれない。

 そのうち便所コオロギにたかられて悶死する日が来るにしても、まあ、便所コオロギを説得するほどアホではないので、その際は、潔く悶死したいと思う。


01月08日 水  狸は冬眠中

 予定通り6日の初仕事を終え、ああくたびれたくたびれたと風呂に浸かり、早く寝てしまえばいいものを、リーアム・ニーソンのアクション映画やら、科捜研の女2022の初回スペシャル再放送なんぞを長々と観ていたら、翌日はてきめんに発熱していた。計ってみたら39度ちょい、狸としては異例の高熱である。
 巷でハヤリのインフルエンザか、あるいはついに新型コロナをもらってしまったか――。

 いささかの期待を胸に、かかりつけの内科に這いこむと、これが世間なみのハヤリ病いでもなんでもなく、久しぶりの扁桃腺炎であった。中耳炎までには至っていないが、ちょいとヤバげな腫れっぷりらしかった。
 師走の仕事疲れが溜まっていたところへ、正月以降も徘徊を重ねたりしたため、老体が破綻したのである。
 しかし北方亜種の狸にとって、真冬の晴天下に江戸川の土手を寒風に晒されながら柴又まで徘徊したりするのは、いわば抗しがたい宿命である。宿命なのだから、避けて通れる道理はない。

 どのみち細菌性の扁桃腺炎だから、抗生物質を処方してもらえば、長くとも2〜3日で腫れは治まる。
 カロリーメイトと野菜ジュースを主食に、冬眠を貪っていればいい。

 と、ゆーわけで、狸は寝床で丸くなっております。
 その状態だと、人に化ける必要もなく、狸姿のまんま丸くなっているので、我ながら可憐な寝姿だと思うが、どうか。

 ラジオからは、「プーちんやプーさんなんぞに負けてたまるものか! イスラエル上等! 俺のガキ大将っぷりをナメるんじゃねーぞ全世界!」などと吠えまくるトランプさんの胴間声が聞こえてくるが、可憐な小動物としては、安らかに丸くなるばかりである。

 いかなるスカポンタンも、どうせそのうち消えてなくなる。


01月01日 水  明けました

 明けましておめでとうございます!

 ……などと言いつつ、一昨年や昨年とまったく同じパターンの大晦日から元日にかけてを過ごし、実はこれから雑煮を食って、寝るところなのである。
 目覚めた夕方に、また大地震の報などが入ってこないことを、年神様に祈るのみ。

          ◇          ◇

 例によって夜半過ぎに録画をチェックした紅白歌合戦、ジャニーズ系が皆無なので、やや異様な気がしたが、つらつら鑑みるに、前半が若い衆で後半が大御所という構成は、全く昔と同じなのである。狸が全く知らない若い衆の中から、お気に入りのパフォーマンスが少数見つかるのも同じである。

 ただ、けして国籍ヘイトではないのだが、K−POPの群舞衆の内、女性陣に不快感を覚えて、力いっぱい早送りするパターンが多かった。
 もう育ちすぎるほど立派に育った女性たちが、妙に子供じみた振り付けで、男に媚びまくるような群舞を展開するのである。あれはいけない。
 その点、同じK−POPの群舞でも、男性陣はキレが良くて心地よかった

 ところで、アルフィーのお三方、もう半世紀も不動のスタンスで頑張り続けているのですね。
 とくに坂崎さんは、クラシックカメラのマニアで、狸が在職中に愛読していたマニアックなクラカメ系のムックに、しょっしゅう顔を出していた。
 その頃は、狸がヘヴィメタ方向にハマっていたせいもあり、てっきり坂崎さんは、バンド活動からクラカメ業界にシフトしたのだろうと思っていたのだが、あにはからんや、テレビ番組等に出ないだけで、CD発売やライブ活動は、せっせと頑張っていらっしゃったのですね。
 他のお二人も相変わらずお元気な様子、二十年後にはテレビ東京の『年忘れ にっぽんの歌』の方に、現在の梶光夫さんのごとく、この人もしかして永遠に死なないのではないか、そんな姿を見せていただきたいものである。

 ちなみに、南こうせつさんとイルカさんは、一部の演歌勢ともども、『年忘れ にっぽんの歌』と紅白、両方に生出演していた。
 大晦日に民放とNHKを掛け持ちで大車輪、なんてのも、昔の大御所や人気アイドルっぽくて、老狸には嬉しい歳末であった。