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09月24日 水  続・忠犬ジャパ公

 集票のためにはどんな大嘘も辞さない――いよいよ痔民の総裁候補の中にも、トランプリン(仮名)をお手本に本格覚醒する輩が出てきましたね。
 さすが忠犬ジャパ公。
 根拠のない口から出任せの大嘘だって、愚民どもにウケさえすれば勝てる。
 企業献金や裏金問題なんぞ闇の彼方にすっ飛ばしたって、米の国を真似ていれば票は増える――そう信じているのだろう。

 さあ、がんばれ忠犬ジャパ公。
 星条旗と十字架を掲げた米の国流のファシズムに、日章旗と国家神道を掲げて追随するんだ。

 さて、次の戦後に、米の国がらみの特需は、ありやなしや。

          ◇          ◇

 堂々三ヶ月のロングランを達成した今年の酷暑も、ようやく終わってくれるらしい。
 狸にとっては、日中などまだまだ真夏なみだが、2〜3回は明らかな秋空も見られたし、日が落ちれば秋風も吹く。
 先日は、狸穴界隈では本年初の、虫の声も聞けた。

 ただ、今年の狸の暑気あたりはあまりにも重篤だったため、まだまだ回復半ばである。
 夏前の休日は、10キロでも20キロでも徘徊できたものだが、今は5キロで息切れがする。

 それでも脳味噌は、新たに創作する意欲こそ戻らないものの、推敲する程度なら問題ない。
 と、ゆーわけで、週末には、久々に例の馬鹿長い伝奇物を更新します。
 これで今回の章は打ち止めになりますが、例によってストーリーはクリフハンガーのまま、次章に持ち越します。
 
 なんぼなんでも次章からは、先行きが明確になり、激動の展開を迎えたりもする予定です。
 たぶん……できれば……きっと……。



09月17日 水  忠犬ジャパ公

 我が国の政府、もとい痔民の方々は、パレスチナの国家承認を表明するほどの良心は微塵もなく、米の国のポチとして大量虐殺を肯定し、永遠にシッポを振り続ける覚悟のようだ。
 たとえ米の国の大統領がウ●コであれキ●ガ●であれ絶対に逆らわない、それが我が国、もとい痔民の変わらない信念なのである。
 それに同調し、国産のウ●コやキ●ガ●に賛同する日本人も後を絶たない。

 いっそ鷹位置さんどころか、賛成のイロモノ嬢ちゃんを総理にして、自前で核兵器を量産してはどうか。

 まあ、それはそれでトランプリン(仮名)が潰しに来ること必定だが、
「え〜〜? なになに〜〜? アタシ、アタマ悪いんで、オジサンが何ゆってんだかわっかんな〜〜い。でもアタシ、ロケットみたくでっかくてカッコいいいミサイル、すっごく欲しかったんだよね〜〜。先っぽにカクダントーとか付いてたら、も〜サイコーじゃん!」
 とか言いながらチークタイムに持ちこめば、たぶんかわいがってくれるはずである。

          ◇          ◇

 昨夜は、気象予報士のおねいさんが、「明日も季節外れの猛暑ですが、木曜日には流れが変わるでしょう」と笑顔で言いきってくれた。
 で、今夜は「明日の最高気温は35度、最低気温は25度です」と、同じ笑顔で言いきっていた。

 ――え? 明日って、もう木曜日だよな?

 聞き間違いかと思って、30秒巻き戻しボタンを押して再確認してみると、間違いなく狸穴界隈の予報だし、気象予報士のおねいさんも、昨夜と同じおねいさんである。
 ただ、昨夜と同じような笑顔に見えて、その瞳の奥に、底知れぬ闇が透けて見えたような気もする。

 今夜、笑顔のおねいさんの心奥に潜んでいたのは、もしかしたら狂気かもしれない。
 狸に対する殺意かもしれない。
 あるいは狸と同様の、「うっわー、明日も猛暑日の熱帯夜かよう。やってらんねーよなあ、まったくよう」的な、著しい厭世感かもしれない。

 ともあれ、狸自身、もうやってらんねーのは確かである。



09月10日 水  果てしなき凶暑

 お願いですから、もういっそ死なせてください――。

 それがこのところの、狸の偽らざる生活感である。
 もう風呂にさえつかる気力がない。水浴さえ気怠い。
 正直、餓死や渇死を免れるための探食活動以外、何一つ余力がない。

 電車や地下鉄も、物流ロジや狸穴同様、構造物自体が熱を蓄えているので、エアコンがろくに効かない。
 いつもなら、夏でも凍えるほどエアコンを効かせているスーパーでさえ、ようやく汗が引く程度だ。

 それでも、昼間よりはまだましな夜勤を選んで、明け方に帰穴して生ぬるい水を浴び、固形物どころか飲料さえ嚥下しにくい食道に、生きるための糧をかろうじて送りこみ、しばらく死んだようになっていると、なんぼか生きている実感が蘇る。
 録画物件をだらだらと消化し、メールや投稿板やエックスに目を通すが、自分の創作物を推敲するほどの余力は残っていない。

 と、ゆーわけで、某投稿板の怨霊物件も、しばらく更新できないと思われます。
 狸穴がすでに事故物件と化したかどうかは、この場所が週に一度くらい更新されるか、皆様が更新された創作物に狸の足跡が残るか、等々から判断していただけると思われます。

 ……長々と弱音を吐いてしまいましたが、すべて、この凶暑が治まれば済む問題です。
 血圧や血糖値はあいかわらずアレですが、とくに悪化したわけではありません。
 癌や肺結核が発見されたわけでもありません。
 大量発汗による夏バテが、かつて経験したことのないレベルで長期化しているだけです。

 生まれ故郷の冬に生じるヒビやシモヤケの痛み、登下校時に鼻毛が凍ってパリパリになる感触などが、日々、ただ甘く懐かしく狸の脳裏に蘇る今日この頃、皆様方におかれましては、いかがお過ごしのことでございましょうか。

 ……いつものオチャラケを繰り出す気力は、いつ戻ってくるやら。



09月03日 水  もうだめぽ

 今月に入ったとたん、「まだまだ往生せんぞ!」などと怒声を発しながら、猛り狂った凶夏が狸穴に押し入り、真っ赤に灼熱したバールのようなものを振り回してありとあらゆる調度を粉砕し、狸自身をもタコ殴りにしていった。
 実に、丸三日に渡る凶行であった。

          ◇          ◇

 と、ゆーよーな話を信じてもらえるかどうかは、ちょっとこっちに置いといて――。

 近頃、ラジオを聞いたりネットを眺めたりしていると、「まだまだ猛暑が続きますが、朝夕の風はさすがに涼しく、夜半は虫の声も聞こえるようになりました」などとゆー文言に、たびたび接するようになった。
 おそらく同じ日本でも、並行世界の日本の、シベリア県あたりにお住まいの方々の言葉なのだろう。

 狸穴近辺は、けっこう広い庭の家も多く、例年なら、確かに八月の末には虫の声を聞くようになる。
 しかし今年に限っては、ただの一度も聞いたことがない。
 フカシ抜きで、マジに、ただの一度も虫が鳴かないのである。

          ◇          ◇

 狸は、もうダメなようです。
 真っ赤に灼熱したバールのようなもので丸三日に渡り打擲されたため、出血多量で、もう意識がありません。
 先立つ不孝をお許し下さい。

 意識がないとゆーわりに、このような駄文を打ち続けているのは、実は出血多量ではなく、発汗多量にすぎないのかもしれません。
 どのみち、こうした駄文以外に打ちようがないので、某所の週末更新は、たぶん1シーンぽっきりになります。