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| 10月22日 水 雑想 |
わはははははは。
鷹位置さん、さっそくやりたい放題の組閣。金権上等で少数派軽視の反動一直線。
どこの調査か知らないが、世間の支持率はどーんと上がっているようなので、狸はもう、この国に何一つ期待しない。
米の国ともども、一番偉い人と一緒に、好きなだけサカりまくるがよろしい。
……でも米の国では、暴君に反旗を翻すどでかいデモなんぞも多発しているようなので、民主主義国家としては、この国よりもまだ上等に仕上がっていると思われる。
◇ ◇
それよりも――。
ウインドウズ11、なかなか手強い。
アウトルックもサンダーバードも、なんでだかiafファイルをインポートしてくれない。
ネットで調べたら、これこれこうすればインポートできますよ、とおっしゃる記事が多々見つかるのだが、その通りに操作しても、インポートできるファイルの中に、肝心の拡張子「iaf」が存在しないのである。
なんでや。セキュリティーか何かのための仕様変更か?
ともあれ、アカウントのパスワードを探すために、慌ててウインドウズ導入初期のプロバイダー契約書なんぞを探しまくっているのだが、なにせ30年も昔の紙っぺらゆえ、発掘には時間がかかりそうである。
しかたがないので、昔、出先のホテルのパソコンなどで使っていた持ち出し用のメーラーを、外付けHDDから引っ張り出して、新しいパソコンに入れた。当時のフロッピーに一切合切おさまってしまうほどの、超軽量ソフトである。
こちらは当時の設定が残っていたので、送受信使用可能になったのだが、なにせ元祖ウインドウズ95時代のメーラーだけに、画像も何も表示してくれない。
まあ、画像の付帯情報はテキストで表示されるから、とりあえず実害はないのだけれど、やっぱり味気ない。
◇ ◇
などと愚痴ばかりこぼしてしまう一方――。
実は、けっこうノリノリの娯楽もある。
ケーブルのアクションチャンネルで、ドラマ版の『イコライザー』を毎日二話、延々と垂れ流してくれているのだ。
妙なニュースやドキュメンタリーで気が滅入っても、このアクション番組だけで、けっこう気が晴れる。
映画版では、狸のご贔屓デンゼル・ワシントンさんが演じる主役を、ドラマでは黒人の女優さんが演じ、大暴れしてくれる。
このクィーン・ラティファという女優さん、アメリカ映画ではけっこう見かける方なのだが、昔、デンゼル・ワシントンさんと共演していたような気もして、ちょっとネットで調べてみたら――。
おお、『ボーン・コレクター』に出ていた、肝っ玉母さんっぽい看護婦さんではないか。ラストで殺人鬼の犠牲になってしまった時は、本当に悔しかった。
当時、まだ若くて精悍だったデンゼル・ワシントンさんが、今ではかなり肥満体の、しかしキレッキレなイコライザーを演じている。
で、当時から肝っ玉母さんっぽかったクィーン・ラティファさんは、今も肝っ玉母さんっぽい円満な体格のまま、しかしキレッキレなイコライザーを演じている。
アクションが得意な美人女優は多々いらっしゃるが、失礼ながら、あの体格でキレッキレなアクションをこなすラティファさんを見ていると、ルッキズムという言葉の曖昧さを痛感する。
いっしょに温泉旅行に行くなら、ミラ・ジョボビッチさんとケイト・ベッキンセイルさんとクィーン・ラティファさんの誰を選ぶと問われたら、狸としては、クィーン・ラティファさんである。
まあ、ウインドウズ95の時代なら、ケイト・ベッキンセイルさんを選んだかもしれませんけどね。
などと言いつつ――。
いっしょに温泉旅行に行くなら、ドラマ版の『イコライザー』でクィーン・ラティファさんの娘を演じている、ちょっと寸詰まりでおデブぎみのラヤ・デレオン・ヘイズちゃんがいいなあ、などと、内心こっそり思っているのは、あくまでここだけの話です。
すみません、ロリおたなもんで。
| 10月15日 水 権力欲しけりゃ狂わにゃ損々 |
わはははははは。
肛明に逃げられても、威信やN酷や賛成を取り込んじまえば数で勝てる――。
鷹位置さん、いよいよサカってきたな。
息をするように嘘をつく、見栄のためなら恥などドブに捨てる――。
米の国の大統領をお手本に、とことん忠犬ジャパ公の道を邁進する鷹位置さんなのであった。
冗談抜きで、星条旗と十字架を掲げたファシズムに匹敵する、裸の王様を夢見ていらっしゃるらしい。
次の選挙が楽しみだ。
現在の日本の民度とやらが、正味どんだけのシロモノか判断できる。
まあ、どんなシロモノであっても、狸は人間ではないので、小動物なりの道をゆくしかない。
◇ ◇
などと言いつつ、今現在の狸は、新しいウインドウズ11の中古パソコンをヤフオクで入手し、古いパソ環境からの移行に七転八倒している。
いやあ、これまで愛用していたフリーソフトなんぞが、まともに動かないのなんの。
ネット以外は、まだしばらく、スタンドアローン化したウインドウズ10が、主力機になりそうな気がする。
| 10月08日 水 フルスロットル痔民 |
うわあ、痔民、反動一直線。
裏金結構。
歴史修正大歓迎。
ヘイトがハヤリなんだから、やらなきゃ損々。
下手にリベラル色出したりしたから、票が減ったのよ。昔みたいに反動一直線でやっとけば、酷民や賛成に流れた愚民票だって、戻ってくるに違いない――。
女尊男卑主義者の狸であるから、日本初の痔民党女性総裁は歓迎してあげたいところだが、時代時代の男性上司に尻尾を振りながら出世してゆく女性管理職、といった風情の鷹位置さんには、さすがに好感を持てない。
鉄の女サッチャー女史とも、ほとんど共通点ないし。
さて、あとは肛明がどう出るかである。
これだけ顔を潰されたのだから、普通なら袂を分かつところだが、それだけの気骨、今の葬花にありやなしや。
◇ ◇
で、物価高に喘ぐ貧民への涙金なんぞは、一向に降ってくる気配がない。
それどころか、国保料の差っ引きが増えたぶん、今月から年金の振込額が減る。
アベノミクス譲りのタカノミクスが本当に発動するなら、円安で、ますます物価は高騰するだろう。
狸穴のエンゲル係数、どこまで上がり続けるやら。
◇ ◇
コロリと話が変わって――。
NHKの朝ドラ『ばけばけ』を、毎日観ている。
狸が朝ドラを毎日欠かさず録画し続けたのは、確か『ゲゲゲの女房』が最後だった。
狸は水木先生の大ファンであるが、小泉八雲に関しては、信奉者に近い。
高校時代、図書館の八雲全集は全て読んだし、評伝や研究書は、現在に至るまで、目につく限りをチェックしている。
ちなみに、全集の訳者で最も愛着があるのは、爺い相応に、平井呈一先生である。
その後に新訳を担当した先生方からは、平井訳は奔放な意訳が多くて正確さに欠けるといった指摘もあるが、狸の場合、小学校時代、平井先生が訳した創元文庫の『吸血鬼ドラキュラ』を読み通したのが、大人向け文庫本の初体験だったりするので、平井先生の文学的空間そのものに愛着がある。
さて、ドラマの『ばけばけ』は、『ゲゲゲの女房』以上に、モデルとなった小泉セツの人生や当時の時代感覚をデフォルメしまくっているが、まあ、始まる前から「小泉セツとラフカディオ・ハーンをモデルにしているものの、ドラマ自体はまったくの創作である」と制作筋が断言していたので、狸としても気楽に観ていられる。
お気楽に観ていれば、あの過度にコメディー化された脚本や演出も、あんがい気にならない。
もう40年も昔、同じNHKが制作したドラマ『日本の面影』は、買ったばかりのビデオデッキで録画し、その後、何十回も繰り返して観た記憶がある。
山田太一先生の脚本で、ハーンをジョージ・チャキリス氏、セツを檀ふみさんが演じた、紛れもない傑作ドラマであったが、あれだって史実とは違った脚色が多かった。
それでも傑作は傑作に他ならない。
これから先、『ばけばけ』がどう展開するかは未知数だが、怪談を仲立ちに、しみじみと夫婦相和していただければ、良しとしよう。
| 10月01日 水 あなたのゼニに頬うずめ |
古残のHP『消えた山形 〜黄昏の風景』が、また更新されていた。
県内最後のデパート『大沼』の、閉店騒ぎに関する続報である。
……ほう、そんな結末になっていたのか。
恐らくは、半年たってもあっちこっちからの苦情や訴訟沙汰なんぞが後を絶たず、張本人の怪しげなファンドがついに音を上げ、辻褄合わせに企画した可能性もありそうだ。まあ、あくまで狸の想像だが。
なんにせよ、大沼の経営権を握った怪しげなファンドが、ある日突然「倒産したんで閉店で〜す!」とシャッターを閉ざし、従業員も顧客も一刀両断にしたのだから、元々、無茶が過ぎたのである。
◇ ◇
しかし、資本主義社会のルールは、しょせん資本家しだいなわけで、すべては銭の花が咲く花園の中のルールである。
その花園から弾かれてしまった貧乏人は、金網越しに銭の花園を眺めながら、たまには金網からちょっと顔を出したりする美しい銭の花に頬を寄せ、恋焦がれるしかない。
でもまあ運と実力しだいでは、起業して成功して資本家の仲間入りができる可能性もゼロではない。
◇ ◇
でもやっぱり狸としては、原始仏教的な利他主義の花園以外に、全世界の平和はあり得ないと信じる。
狸の大好きな漫画『聖☆おにいさん』の中に、無欲で質素で皆が均等な社会は「強制されればディストピア、自分から望めば『悟り』」というギャグがあったが、まあ、人類全体を思えば、「うにょうにょごにょごにょ慣れ合い慣れ合い」の世界ほど、長続きしそうじゃないですか。
どんなジェンダーだろうがどこの民族だろうがどんな信教に頼っていようが、うにょうにょごにょごにょと慣れ合っていれば、とにかく気が楽だ。